高槻の山あいで田んぼ体験
まいど! 泥まみれオサムです。
以前もご紹介した高槻・中ノ畑窯の佐藤さん。昨年は初めて田んぼで一から米を育てて秋に収穫したそうです。
その話をしている時の顔を見て、ボクは民藝の魂を垣間見たようなワクワクした気持ちになりました。
「じゃあ、今年は田んぼの作業をボクにも見せてください。」
こんなこと言うたんをちゃんと覚えててくれて、田植え前の準備作業に誘ってもらいました。
この日やったのは、田んぼに張られた水が外に漏れないように、あぜ道に泥を塗る作業。簡略化のためにトタン板を立てる農家さんも多いそうですが、鍬でていねいに泥を塗っていきます。
大きさにして30m四方ぐらいかな。これを佐藤さんと二人で1時間ほど。慣れへん姿勢が腰にひびきます。
そないして作業に没頭している中、「あっ!キジだ!」と佐藤さん。さすが周りが見えてます。ボクは茶色いお尻しか見えへんかった・・・。
なんとか一周塗り終えてちょっと一服。奥さんがお昼ご飯を用意してくれました。
家の周りで摘んだワラビの入ったおにぎりと、三つ葉の入った出し巻き玉子。
素朴やけど生命力溢れる食事に感動して、生えてる場所を教えてもらい、店に持って帰りました。
そんな三つ葉を混ぜた出し巻き玉子。お店で出してもお客さんに大好評でした。何か大切なことが伝わったような気がして、ボクもうれしかった。
ここに来るといつも新しい発見があります。
純粋にこの地球で生きていく力が自分に備わっているのか?みたいなことを勝手に確認しながら、少しだけ己のサバイバル力を高めるのです。次に来た時にはキジの気配に気づけるように・・・。
佐藤さん夫妻のように、そのライフスタイルからにじみ出る民藝のような域には程遠いけど、そのエキスをちょっとずつ吸収してお客さんを楽しませられるように、これからも刺激をもらいに来ます。
次回は田植えの後の雑草取り。また声をかけてもらえそうなので今から楽しみです。
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